家計の節約を考えた時に、まず最初に思い浮かぶのは「光熱費の節約」ではないでしょうか?
光熱費は毎月かかる出費ですし、家族の人数が増えれば増えるほど高くなってしまいます。
今日はそんな「光熱費の平均額と節約方法」についてみていきたいと思います。
[increase-click] [incon]目次
節約の前に「光熱費の平均額」を把握しよう!
光熱費の節約方法を見ていく前に、まずは一般的な1人暮らしと2人暮らしの光熱費の平均額を把握しましょう。
ご家庭の光熱費が平均並みや平均以上の場合は改善が必要になります。
ここでは、総務省統計局が毎月発表する家計調査の過去3年間のデータを元に平均額をみていきたいと思います。
1人暮らしの光熱費の平均
● 電気料金:5,000円
● ガス料金:2,430円
● 水道料金が2,000円
=合計:9,430円
2人暮らしの光熱費の平均
● 電気料金:9,640円
● ガス料金:3,240円
● 水道料金が4,210円
=合計:17,090円
二人暮らしだと光熱費は一人暮らしの2倍になるかると思いきや、一人暮らしの料金の2倍よりちょい少なめでした。
これらの平均額をご家庭の光熱費と比べてみてください。
季節によっても変動はありますが、おおよその金額が平均額を上回っているようであれば、節約して出費を抑えていきましょう。
[incon]光熱費の節約方法
電気料の節約方法
● 電気は料金プランごとに電気代が安い時間帯と高い時間帯があります。
エアコンや洗濯機・乾燥機なを使用する場合は、タイマーを使って電気代の安い時間帯に使用するようにしましょう。
年間8,500円以上の電気代節約ができます。
● エアコンを使う時は、サーキュレーターや扇風機を使い空気を循環させましょう。
これにより、1シーズンあたり1部屋3,000円の節約が可能になります。
● エアコンの設定温度は夏は28℃、冬は20℃設定を目安にしましょう。
冷房時783円、暖房時1,375円の節約が可能になります。
● エアコンのフィルターをこまめに掃除しましょう。
これにより、年間827円の節約ができます。
● テレビを見ていない時にこまめに電源を切るようにしましょう。
こうすることで、液量テレビが年間702円、プラズマテレビが年間3,936円節約できます。
● テレビの明るさを最大から中に調節しましょう。
これにより、液量テレビが年間435円、プラズマテレビが年間1,465円節約できます。
● 季節ごとに冷蔵庫の温度調節しましょう。
これにより年間1,599円の節約が可能になります。
● 冷蔵庫と壁の間に適度な放熱スペースを確保しましょう。
これにより、年間1,168円の節約が可能になります。
● 冷蔵庫に食品を詰め込みすぎないようにしましょう。
これで、年間1,135円の節約が可能になります。
● 炊飯後、保温をせずにコンセントから抜くようにしましょう。
これにより、年間1,186円の節約ができます。
● 電気ポットは長時間保温せず必要な時に沸騰させるようにしましょう。
これで、年間2,784円の節約ができます。
● 暖房便座のふたを閉めておくことで年間904円の節約ができます。
ガス代の節約方法
● お風呂のふたは、こまめに閉めるようにしましょう。
これで、年間2,418円の節約が可能になります。
● 追い焚き回数を1回少なくできると年間1,813円の節約ができます。
● シャワーを出す時間を1日1分短くしましょう。
これにより、年間1,755円の節約が可能になります。
● 蓋や落し蓋を使うようにしましょう。
これにより、年間3,434円の節約ができます。
● ひとつの鍋で同時に調理したり、ゆで汁を利用しましょう。
これで、年間1,373円節約ができます。
● 炎を中火にすることで年間326円節約できます。
● 鍋底についた水滴は拭き取ってから火にかけるようにしましょう。
これで、年間41円節約できます。
水道代の節約方法
● 洗濯物はまとめ洗いしましょう。
これで、年間3,819円の節約ができます。
● シャワーの時間を1日1分短くしましょう。
これで、年間998円の節約ができます。
冬の光熱費を節約するコツはこれ!
光熱費が最も跳ね上がるのが冬だといわれていますが、ちょっとした工夫で光熱費を抑えることができます。
暖房器具の設定温度を見直す
冬場は20~22℃を目安に温度を設定しましょう。
エアコンの設定温度を1℃下げるだけで、電気代が10%削減できます。
また、サーキュレーターや扇風機で温かい空気を撹拌したり、エアコンやファンヒーターをホットカーペットやコタツと組み合わせて使うことで効果的に部屋や身体を暖めることができます。
暖房器具の電源を早めに切るようにする
外出15分前に暖房の電源を切りましょう。
部屋は直ぐに冷えないので、寒さを感じることなく電気代だけをカットすることができます。
財団法人省エネルギーセンターによると、設定温度20℃で1日1時間暖房使用時間を短くすると、エアコンが年間約900円、ガスファンヒーターが年間約2,240円、石油ファンヒーターが年間約1,300円も節約できるそうです。
エアコンのフィルターを掃除する
2週間に1度はフィルター掃除をしましょう。
フィルターがキレイになると、暖気をスムーズに排出できるため、無駄な暖気代がかからなくなります。
そのため、電気代が約5%も節約できます。
冷気を遮断する
雨戸や床下の通風孔を閉めたり、厚手のカーテンを閉めることで、外からの冷気を遮断することができます。
隙間テープや窓ガラス用の断熱シートを活用すれば、冷気がピタッと入ってこなくなり、暖房器具に頼らずとも室温がグッと上がります。
また、加湿器を50%前後に設定したり、洗濯物を部屋干しして室内の湿度を上げることで、温かさを感じやすくなります。
床に断熱シートや厚手のカーペットを敷いて、温かさをキープするのもおすすめです。
湯たんぽを使う
寝る時には、昔ながらの湯たんぽも活用しましょう。
最近は湯たんぽも様々なものが出ていて、熱を伝えやすい金属から柔らかい天然ゴム製のものまでバリエーションも豊かで、見た目も可愛いものが多いですよね。
湯たんぽで足を温めると全身が温まりますし、朝まで暖かさでぐっすり眠ることができます。
着るもので調節する
冬場の光熱費を節約するポイントで基本となるのが「衣類の調節」です。
スリッパやルームソックスで足元を温めたり、首元にスカーフやタオルを巻くことで体温が上がるので、暖房機器に頼る割合が低くなります。
洋服は厚手の生地の洋服を1枚着るよりも、薄い生地の洋服を何枚も重ね着するのがおすすめです。
重ね着によって服と服の間に暖かい空気の層ができ、体感温度が上がります。
ストレッチで体を温める
寒い時には、ストレッチで身体を温めましょう。
ストレッチを行い筋肉を緩ますと、血行が良くなり寒さを感じにくくなります。
特に寒さを感じやすい首回り・手首・足首の三つの「首」をほぐすと、全身に血液が行き渡り、身体全体がじんわりと温かくなります。
まとめ
この様に、光熱費を節約できる方法はたくさんあります。
ちょっとした工夫でも、月や年単位でみればかなりの節約になりますので、是非やってみてくださいね☆
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