何気に行っている洗濯ですが、洗濯にかかる電気代・水道代が毎月どのくらいかかっているかご存知ですか?
ここでは、普段なにげなく使っている洗濯にかかるお金を見直して、払いすぎた分を取り戻せるくらい、ガッツリ節約していきたいと思います。
[increase-click] [incon]目次
洗濯機にかかる電気代と水道代は?
現在、売られている洗濯機であれば、1回の洗濯機を回すのにかかる電気代は約1.7円だといわれています。
なので、毎日洗濯機を使うと月50円程かかることになります。
古いタイプのものでも、電気代は1回3~4円。
月90~124円、年1,080~1,488円です。
洗濯機全体でみても、年600~1,488円と考えるとそんなに高くない様に感じますよね?
でも、ちりも積もれば山となる!
年数が経てば経つほど、無駄が多くなっていきます。
一方、水道大はというと、おおよそ1回22円程かかるといわれています。
月660円で、年間8,000円も洗濯代にかかっています。
この電気代と水道代がかかって、初めて洗濯ができることになります。
ということは、月750~784円、年間9,080~9,488円も洗濯にかかっていることになります。
では早速、洗濯機の水道代と電気代を節約する方法をみていきましょう。
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洗濯機の水道代節約方法
残り湯を使う
お風呂のお水を全部流して、水道水をジャカジャカ出して洗濯するのはもったいないですよね?
この水道水をお風呂の残り湯に変えることで、洗濯機にかかる水道水代を大幅にカットすることができます。
雑誌のデータによればお風呂の残り湯の半分(約90L)を毎日洗濯に利用すると、1ヶ月で約670円のお得になるそうです。
しかも、お風呂の水の方が、水道水よりも温かいので、洗剤や汚れが溶けやすいというメリットも!
こうすれば、泡が立たないので汚れが落ちてないと思って沢山入れてしまう洗濯洗剤も節約できます。
組み上げポンプを利用している場合の、電気代はほとんど1円未満に収まるので、気にしなくて大丈夫です。
手洗いする
手洗いは桶や洗面器、洗濯板を使って行うので、少量の水で電気を使うことなく衣類を洗うことができます。
また、衣類を手洗いで丁寧に洗うことで、傷んだりヨレヨレになったりする確率がぐんと低くなります。
それにより、洋服を長期的に着ることができますし、衣類やタオルを何度も買い替える必要がなくなるので、洋服代などの節約につながりますね。
特に次のものは積極的に手洗いしましょう。
● 下着(ブラジャー)やレースがついたショーツ
● デリケートなおしゃれ着
● 型くずれしやすい帽子や手袋
● ぬいぐるみ
● 色落ちしやすい衣類
● 洗濯表示タグに手洗いマークがついているアイテム
手洗いの仕方については次の通りになります。
(用意するもの)
◎ 洗剤
◎ 洗い桶(バケツなど)
※ 洗濯板もあれば良し
(洗い方)
1.バケツに衣類に付いている洗濯表示の水の温度に従って水や残り湯を入れます
2.いつも使っている洗剤を1に入れます
※汚れのひどいものであれば、5~10分程漬け置きしておくと汚れが落ちやすくなります
※漬け置きに重曹や漂白剤を使った場合は、それ自体では泡立ちませんので、洗う前に洗剤を追加します
3.ジャブジャブと洗剤を泡立てるように洗い、その後で優しく押し洗い・もみ洗いをします
※汚れの酷いものは洗濯板を使い、汚れた部分に力を加えながら洗います
4.汚れた水を抜き、綺麗な水を入れてすすぎ、泡が切れるまで何回か水を変えて繰り返します
※匂いが残らないようにする為、最後のすすぎには綺麗な水を使いましょう
※柔軟剤など使用するときは、最後のすすぎの時に入れましょう
5.洗濯機の脱水を30秒程まわして終了
洗濯洗剤や洗濯柔軟剤を適量使う
洗濯洗剤や柔軟剤が一番効力を発揮できるのは、衣類と水の量に対して洗濯洗剤や柔軟剤の容器に記載された量を使うこと!
洗剤や柔軟剤が多すぎても、少なすぎてもダメなんです。
洗剤は少ないほうが、すすぎに時間がかからないし、水道代も節約できそうと思いますよね?
でも、洗剤の量が少なすぎると、汚れが落ちないだけでなく、一度はがれ落ちた汚れが再び衣類に戻りやすくなるといわれています。
衣類の汚れが落ちにくいと、それだけ洗濯の回数も増えますし、その分衣類も傷んで洋服代もかかってしまいますよね?
ちなみに、洗剤の洗浄力は「粉末」⇒「ジェル」⇒「液体」の順番。
白く洗い上げたいなら、粉末がおすすめです。
また、柔軟剤については、多めに使うと、次に洗濯する時にこんな問題がでてきてしまいます。
柔軟剤が残っている洗濯物を洗おうとすると、洗剤が衣類についた柔軟剤を汚れと勘違いしてしまい、本来の汚れを落とす洗剤の力が落ちてしまうそうです。
なので、柔軟剤を使う時は規定量を守って使うようにしましょう。
洗濯しないで干して再利用
汚れや匂いが目立たず、もう一度着れそうなものは洗濯機に入れずに、ブラシで拭いたり天日干しするなどして再利用しましょう。
バスタオルは良い例で、洗濯機内でスペースを取るので、毎日洗わずに天日干しして2~3日おきに洗うと良いかもしれません。
だた、菌が繁殖する可能性もあるので、子供や体の弱い方が利用するものにはあまりおすすめはしません。
洗濯機の電気代節約方法
洗濯機に入れる順番を変える
洗濯機に服を入れる順番を意識していますか?
ポンポン投げ入れる人が多いと思いますが、実は入れる順番で効率よく洗濯ができるんです。
洗濯機に重い物(大きい物)から入れていくと、洗濯機が回転する時間の短縮につながります。
回転が速ければ洗濯がスムーズに進み、電気代の節約につながります。
ネット類に包まれた小さい洗濯物は一番上に入れましょう。
適量を入れる
1回にできるだけ多く洗濯したいと思って、洗濯機がパンパンになるほど洗濯物を詰め込んでいませんか?
洗濯機にものを詰め過ぎると、汚れが落ちなかったり、無駄な電気代を使うことになります。
逆に、洗濯機に入っている洗濯物が少なすぎるのも効率が悪いといわれています。
半分程度しか入っていないのに回してしまうと、電気代を17%も損をすることに!
洗濯機に洗濯物を入れる最適な量は80%程度だと言われているので、ある程度、洗濯物を貯めてから洗濯機を回すのが良いでしょう。
子供がいない家庭や、一人暮らしの家庭、夫婦2人だけの家庭なども、洗濯物を貯めてから洗濯機を回すようにしましょう。
回数を2日に1回にすれば、洗濯機にかかる電気代・水道代も半分で済みますよね?
汗を書いたり、染み付いたものは、水につけたり手で軽く洗うことで、洗濯機に入れたときに汚れが落ちやすくなるのでおすすめです。
また、ハンカチや靴下、下着などの小さいもの、かつ毎日身に付けるものは、手洗いするようにしましょう。
お風呂に入りながら洗うと、洗面台の水道を使わずに済むので、水道代の節約につながります。
また、お風呂に浸かりながらすると時間の節約にもなります。
しかも、温かい水なので、汚れが落ちやすいので良いことだらけ♪
大きなものはお風呂場で洗う
シーツや小さな絨毯を洗濯機で回すのは、何だかもったいない気がしますよね?
1枚しか入っていないのに、沢山の洗濯物を洗う時と同じ料金がかかりますしね。
また、大きいじゅうたんやカーペット、毛布などをクリーニングに出すと3,000円くらいします。
なので、こういった大物を洗う時は、お風呂の浴槽を利用しましょう!
お風呂の残り湯を取っておき、そこに洗剤を加えて漬けておきます。
しばらくしてから、足や手で踏んだり揉んだりして洗うと汚れが落ちます。
それを天日干しすれば完成です!
年に数回の大型洗物も、この方法で年間3,000~9,000円節約できます。
洗濯機の乾燥機は使わない
洗濯機に付いている乾燥機の電気代は、電力消費量が多いのでなるべく使わないようにしましょう。
洗濯機の乾燥機を使うのであれば、脱水の時間を長く取ってあげると乾燥機の時間が短くなり、乾燥機にかかる電気代を節約できます。
ただ、洗濯機で5分以上の脱水を行う場合は意味がないので、脱水機をかける場合も4分以内に収めましょう。
乾きやすい日なら、洗濯機の脱水は3分、シワを付けたくないものなら1分でサッと脱水を終えるのがポイント。
乾きにくい日は、どうしても乾かす必要のあるものだけを選んでやると、洗濯機を動かす時間が短くなるので節約になります。
また、短時間だけ洗濯機の乾燥機にかけてあとは、干すのもありですね☆
洗濯機の乾燥機を頻繁に使っている家庭は、フィルターも頻繁に掃除しましょう。
洗濯機の乾燥機のフィルターが汚れていると、効率が下がり洗濯機の消費電力もムダになってしまいます。
洗濯機を買い換える
10年以上の古い洗濯機を使っている人は思い切って買い替えることも検討しましょう。
古いものをずっと使っているよりは買い替えたほうが、長期的に見て節約につながることが多いです。
洗濯機は機能によって電気代が変わります。
「簡易乾燥機付洗濯機」「縦型洗濯乾燥機」「ドラム型洗濯乾燥機」を標準運転した場合の電気代の違いは次の通りになります。
節約を重視して洗濯機を購入する際には、こちらをご参考にしていただければと思います。
【洗濯1回あたりの電気代】
● 簡易乾燥機付洗濯機 1.4円(57Wh)
● 縦型洗濯乾燥機(ヒーター乾燥) 50.7円(1960Wh)
● ドラム型洗濯乾燥機(ヒーター乾燥) 48.7円(1880Wh)
● ドラム型洗濯乾燥機(ヒートポンプ乾燥) 15.2円(580Wh)
※洗濯容量9㎏の洗濯機をもとに計算
【毎日1回ずつ洗濯をした場合の1ヶ月の電気代】
● 簡易乾燥機付洗濯機 42円
● 縦型洗濯乾燥機(ヒーター乾燥) 1,521円
● ドラム型洗濯乾燥機(ヒーター乾燥) 1,461円
● ドラム型洗濯乾燥機(ヒートポンプ乾燥) 456円
※洗濯容量9㎏の洗濯機をもとに計算
電気代を考えた時は、簡易乾燥機付洗濯機が一番安くなりますね。
毎回、しっかり乾燥まで行いたいご家庭はヒートポンプ乾燥を選ぶと、ヒーター乾燥のものに比べて電気代が1/3以下に節約できます。
まとめ
洗濯も回数や洗剤・柔軟剤の使い方、手洗い方法などで大幅に節約できます。
正しい方法で洗うと、衣類も長持ちするので、洋服代の節約にもつながりますね☆
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