家庭で消費する電力の4分の1を占めるともいわれているエアコンの費用ですが、できるだけ安くしたいですよね?
特に、夏や冬などは冷暖房費が上がってしまうのでどうにかしたいもの。
ここでは、簡単にできるエアコン費用の節約方法をご紹介します。
[increase-click] [incon]エアコンの節約方法について
ここでは、「冬の暖房」と「夏の冷房」に分けてそれぞれの節約方法をみていきたいと思います。
冬のエアコン暖房の節約方法
まずは、冬のエアコン暖房の節約方法をみていきましょう。
暖房器具はエアコンだけにする
できるだけ暖房費を安くしようと思い、ファンヒーターとの併用を考える人も多いと思いますが、節約の観点からするとエアコンの1本使いの方が断然お得です。
エアコンの場合、設定温度に達するまでに時間はかかりますが、一旦部屋が暖まってしまえば電気をあまり必要としないためコストは安くなります。
自動運転に設定する
たまに電気代がもったいないからといって運転モードを弱に設定する人がいますが、これも注意が必要です。
弱にしてしまうとパワーが出ない状態で長時間だらだらと設定温度を目指して運転することになるので、かえって電気代が高くついてしまいます。
ON・OFFを控える
エアコンはON・OFFする時に一番パワーがいるので、ON・OFFをすればするほど電気代は高くなります。
電気料を安く抑えたいなら、つけっぱなしが一番良いです。
サーキュレーターを活用する
暖かい空気は上に溜まり、冷たい空気は下に溜まるので、上に溜まった暖かい空気を部屋全体に広げてあげれば効率的に部屋を暖めることができます。
空気を回す為に扇風機を使う人もいますが、扇風機よりもサーキュレーターを使った方が効率的にに空気を循環させることができます。
また、風を上に送ることで上下の温度を均一にするのにも役立ちます。
湿度を上げる
冬は湿度は低く乾燥しがちですが、乾燥すると皮膚の表面から蒸発する水分量が増えます。
水分が蒸発する時に熱が奪われてしまうので、乾燥すればするほど体温が下がってしまいます。
体温を高く保つにはある程度の湿度が必要で、湿度を20%上げることで体感温度を1℃上げることができます。
設定温度を調節する
エアコンに表示されている「期間消費電力量」は冷暖房期間を決めて、外気温ごとの消費電力を年間で合算したものを表しています。
そして、この値が小さければ小さいほどエネルギー効率が良いといわれています。
各社統一で冷房時は27℃、暖房時は20℃と決められていて、この温度に設定することでパンフレットに近い冷暖房効果を得ることができるといわれています。
暖房時20℃と聞くと寒いような気もしますが、実は冬の快適な室内温度は18~22℃とされていて、快適な温度範囲内なのだそうです。
エアコンと石油ストーブだとどっちが節約できるの?
これに関しては今まで色々な実験が行われてきましたが、結果からいうと石油ストーブよりもエアコンの方が断然節約できます。
数年前から石油の価格が高騰しているので、この差はますます広がっていくでしょう。
エアコン・石油ストーブ・床暖房・電気ストーブの4つで比較した場合も、安さに関してはエアコンがダントツ1位になるようです。
[incon]夏のエアコン冷房の節約方法
次に、夏のエアコン冷房の節約方法をみていきましょう。
暑く感じない温度に設定する
エアコンを低く設定し過ぎると、電気代がかかりますし体にも良くないですよね?
お財布にも体にも優しくするためには「涼しい温度」ではなく「暑く感じない温度」に設定しましょう。
このちょっとした違いで1シーズンの電気代が変わります。
エアコンの室外機に日よけをつける
エアコンの室外機の温度が高くなると、熱を排出できず無駄な消費電力がかかってしまいます。
こういった場合は、室外機に木材などで作った日よけを作ってあげると熱が溜まらず無駄な消費電力を省くことができます。
日よけによって雨も避けることができるので室外機の寿命も伸ばすことができます。
窓を閉め切る
エアコンから出た冷気を逃さないためにも、窓は閉めておきましょう。
窓を全部閉めてからエアコンをつけるのを習慣にするといいでしょう。
扇風機を使う
エアコンよりも扇風機の方が電気代が安いため、扇風機で大丈夫な日は扇風機を使いましょう。
また、局部的にしか涼しくできない古いエアコンを使っている場合は、エアコンの冷気を扇風機を使って拡散しましょう。
こうすることによって部屋全体を早く冷やすことができます。
畳を使う
畳は冷房時には冷たさを保ってくれるので、長く涼しさを保つことができます。
また、除湿もしてくれるので蒸し暑い季節でもジメジメせずに過ごすことができます。
暖房時には温度を暖かく保ってくれるので、オールシーズン活用できます。
エアコンのフィルターを掃除する
エアコンのフィルターに汚れが溜まっていると消費電力が高くなってしまいます。
購入後、3年間掃除をしないでエアコンを使った場合、30%ほど無駄な電気代がかかるといわれています。
また、掃除をしないとエアコンをつけたときに内側に溜まった汚れとカビが放出されてしまい、健康にも良くありません。
電気代的にも衛生的にもフィルターは清潔に保ちましょう。
エアコンは除湿(ドライ)よりも冷房の方が節約できるの?
冷房の代わりに除湿(ドライ)機能を利用している人もいると思いますが、結果からいうと除湿(ドライ)よりも冷房の方が電気料を安く抑えることができます。
除湿(ドライ)は、取り込んだ空気を冷やして水分を取り除き、空気を温めなおして部屋に戻すため、稼動が多く冷房よりも電気料が多くかかってしまいます。
単に部屋を冷やしたい場合は、除湿(ドライ)を使わず冷房のみを使用するようにしましょう。
まとめ
ここまで、エアコンの節約方法をみてきましたが、どれも簡単にできるものばかりですよね?
ちょっとした心がけでワンシーズンの電気代がガラッと変わるので、できるところから節約してみてくださいね☆
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